最近、ようやく気づいたことがある。
私が求めていたのは、
何かを続けたり、完成させることではなく、
ただ日々を「愛でる」ことだった。
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以前の私は、
足りない部分ばかりを見ていた。
もっとちゃんとしなければいけない。
始めたからには、続けなければいけない。
なにかを成し遂げなければいけない。
そんな観念に囚われていた。
なにをやっても続かない、何も成し遂げられない自分を許せず、そんな自分を変えたかった。
足すことばかり考えてきた。
新しい知識、物、趣味。
足せば足すほど、自分のピントがぼやけていった。
私の望みって、なんだろう?
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私が望んでいたのは、
今を、ただ自然と愛でることだった。
窓から差し込む光。
季節の花。
誰かが丁寧につくってくれた道具。
体の感覚。
移り変わる気分。
その一つひとつを愛でることで、日々が、ずっと豊かになっていく。
気づけば私は、「自分を変えたい」とは思わなくなっていた。
自分は、頑張って変えるものじゃない。
愛でるなかで、出逢うものだと思うようになった。
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日々を愛で、
暮らしを育て、
気分を味わう。
知らなかった自分に出逢う。
何気ない景色が静かに積み重なって、人生になっていく。
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初めて淹れたコーヒーに感動したこと。
お気に入りの鍋で作る料理が楽しかったこと。
花がきれいに咲いたこと。
言葉にならない気づきを見つけたこと。
大切な人と笑い合えたこと。
この場所には、
そんな小さな日々を、一つずつ飾っていきたい。
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またいつか、余裕がなくなるときが来るかもしれない。
「この時の私は、こんなことを大切にしていたな。」
「もう少し今を、じっくり味わってみよう。」
この場所が未来の私にとっても、
そっと帰ってきたくなる場所でありますように。


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