ずっと考えていることがある。
「本当の自分って、なんだろう。」
甲本ヒロト。
宮本浩次。
岡本太郎。
ああいう人を見ると、どうしても惹かれてしまう。
自分の言葉で話している。
自分の人生を生きている。
だから、人の胸を打つ作品が生まれる。
私はどうだろう。
正直、自分の存在が全部嘘みたいに感じることがある。
人に嫌われないように。
ちゃんとした人に見られるように。
優しい人でいられるように。
そんなことばかり考えて生きている。
ブログを書いている私も。
人と話している私も。
「これは本音なんだろうか。」
そんなことを考え始めると、わからなくなる。
どこまでが私で、
どこからが誰かに見せている私なのか。
⸻
私は昔から、ブレない人に憧れていた。
何を言われても、自分の信念を貫く人。
Rockな人。
「私はこう思う。」
そう言える人。
私はその反対だった。
蝶みたいに、ふわふわ飛んでいる。
興味も変わる。
好きなものも変わる。
人の言葉にも影響される。
「私はこういう人です。」
そう言い切れるものが見つからない。
だからノートに書いた。
「ブレない自分がほしい。」
⸻
甲本ヒロトの言葉を知った。
「あの人みたいに歌おう。あの人みたいに生きたい。それをやめて、自分にできること精一杯をやる。」
私はずっと、
「あの人みたいになりたい。」
を繰り返していた。
本当は誰かになりたかったわけじゃない。
自分になりたかったんだ。
⸻
「どうしたら本当の自分のままで生きられるのか。」
正直な人。自分を飾らない人。
でも、正直に生きたら、それはそれで苦しいはずだ。
偽る自分。
演じる自分。
それも、自分を守るために身につけた鎧。
そんなものも、自分の一部には違いない。
「本当の自分」なんて、わざわざ見つける必要があるのだろうか?
⸻
私はまだ、
本当の自分がわからない。
今も、この記事を書き終わったら、また迷うと思う。
「これも、綺麗に書こうとしてない?」
「これも、本当の私じゃないんじゃない?」
そんなことを考える。
でも、それも含めて、
「自分」
だと思う。
⸻
ブレない人になれなくても、
水みたいな生き方も、美しいと思う。
形を決めつけない。
流れながら、
迷いながら、
出会いながら、
変化していく。
⸻
明日も、自分にできる範囲で
やれることをやり、
心が動いたことを書いて、
また迷おうと思う。
その繰り返しの先に、
「これが私だった。」
そう思える日が来るように。


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