小さな花が咲いた朝

最近、花を飾るのが楽しみになった。

お店で紫色の花を迎えた。

スターチスという名前らしい。

家に飾って一晩。

翌朝見ると、小さな白い花がいくつも咲いていた。

「昨日はなかったよね?」

思わず嬉しくなって写真を撮った。

調べてみると、紫色の部分は「がく」で、小さな白い花が本当の花なんだそう。

家に来て、水をたっぷり吸って、一斉に咲き始めた。

花が喜んでくれているみたいで、嬉しかった。

「家に来た花が一斉に咲くのは、今の道は間違っていないというサイン。」

そんな話を聞いた。

「そうだったら素敵だな。」

花を眺めながら、そう思った。

最近の私は、少しずつ「楽」よりも「心地よい」を選べるようになってきた。

食べ終わったら、そのままお皿を洗う。

床をさっと掃除する。

花の水換えをする。

どれも少しだけ手間はかかる。

でも、そのあとの景色はとても心地いい。

「今が楽」より、

「あとで気持ちよく過ごせるほうがいい。」

そんな選択を、自然とできる日が増えてきた。

だから、花が一斉に咲いた朝、

「ちゃんと進めてるよ。」

そう背中を押してもらえた気がして、嬉しかった。

花は、一日でこんなにも表情が変わる。

昨日は気づかなかった小さな白い花が、今日はたくさん咲いている。

その変化を眺める時間が、とても好きだ。

暮らしもきっと同じなんだと思う。

毎日は少しずつ変わっていて、

昨日より少しだけ心地よくなる。

これからもそんな毎日を、大切に育てていきたい。

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