青い瓶と水

最近、青い瓶を集めている。

きっかけは、フランスのジン「CITADELLE」と出会ったことだった。

味よりも先に、そのボトルの「青」に心を奪われた。

明るくて、澄んだブルー。

初めて見るような、美しい色だった。

「この瓶を使ってみたい。」

そう思った。

青い瓶にまつわるものは、ハワイの伝承で、水を入れた瓶を太陽に当てる「ブルーソーラーウォーター」というものがある。

青は、浄化の色とされている。

そして水は、エネルギーを転写すると言われている。

青という色の持つエネルギーや、太陽の光のエネルギーが、ガラス瓶を通して水に映し出されるのかもしれない。

本当かどうかは、私には分からない。

でも、なんだかロマンがあると感じる。

青には、不思議と心を落ち着かせる力がある。

空を見上げたとき。

海を眺めたとき。

溜まっていたものが、スーッと水で流されるように、少しずつ静かになっていく。

だから私は、

青という色や、太陽の光が、自分の心に与えてくれるものを信じてみたい。

そして、そのエネルギーが水にも伝わるのだとしたら、素敵だと思う。

私たちの体の多くは、水でできている。

もし水が何かを受け取る性質を持っているなら、

毎日飲む水にも、少しだけ意識を向けてみたくなる。

青い瓶に水を入れる。

窓辺に置く。

太陽の光を浴びせる。

それだけで、ただの水が少し特別に見えてくる。

「今日は、この水を飲もう。」

そう思うだけで、水を飲む時間まで楽しみになる。

不思議なことに、使うものが変わるだけで、感じ方まで変わることがある。

お気に入りの器で食べると、料理がいつもより美味しく感じる。

好きな香りがあると、いつもの部屋で深呼吸したくなる。

花を一輪飾るだけで、何度もその場所を眺めたくなる。

青い瓶に入れた水も、きっと同じだ。

水そのものが変わるのか。

私の気持ちが変わるのか。

もしかしたら、その両方なのかもしれない。

心が動いたものは、暮らしの中で試してみたい。

そう思うようになった。

「いいな。」

「好きだな。」

そう思えたことを、できるだけ暮らしに取り入れたい。

それが本当に正しいのか。

役に立つのか。

効果があるのか。

それは分からない。

でも、自分の心が動いたなら、それだけで試してみてもいいと思う。

心が惹かれたもの。

見ているだけで嬉しくなるもの。

試してみたいと思えたもの。

そんな小さな「好き」を、自分の暮らしの中に迎えていく。

その積み重ねが、毎日を少しずつ、自分らしいものにしてくれる気がする。

だから今日も、

お気に入りの青い瓶に水を入れて、

窓辺にそっと置く。

青のエネルギーと、太陽の光が、

水の中にゆっくり溶けていくところを想像しながら。

「いいな。」

「好きだな。」

そんな小さな気持ちを一つずつ暮らしに迎えながら、

今日も、暮らしを愛でていきたい。

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