最近、あるガラスのペンダントに惹かれている。
アンダラクリスタルという天然ガラスだ。
「人工ガラスらしいよ。」
そんな話を見かけることもある。
本当のところは、私には分からない。
でも不思議と、人の意見は気にならなかった。
だって、私の心は確かに動いたから。
⸻
ある日、淡いピンクのペンダントの画像を眺めていた。
その瞬間、
心の中に小さな灯りが、ぽわっと灯った気がした。
「こんな穏やかで優しい光をまとえたらいいな。」
そんなことを思った。
⸻
今思うと、
私は石そのものに惹かれていたというより、
石を見たときに自然と浮かぶ、
「こんな人でありたい。」
という気持ちに惹かれていたのだろう。
⸻
思い立って、
ピンクのアンダラクリスタルを迎えた。
昔作ったピンクエピドートの
ビーズネックレスを合わせてみると、
不思議なくらいしっくりきた。
ピンクエピドートは、自己受容や愛情、過去からの解放を意味する石だと言われている。
眺めていると、
「あなたはあなたのままでいい」
という言葉が自然と頭に浮かぶ。
石の持つ淡いピンクが、そう感じさせるのかもしれない。
⸻
花を飾ると、
部屋をきれいにしたくなる。
お気に入りのカップでコーヒーを飲むと、
深呼吸したくなる。
青いガラス瓶を眺めると、
心が澄んでいく気がする。
私にとって、好きなものは、
何か特別な力を与えてくれるものというより、
自分の中にある大切な気持ちを、そっと思い出させてくれる存在なのだろう。
⸻
以前は、
誰かにすごいと思われたい。
自分を変えたい。
そんなふうに、肩に力が入っていた時期もある。
でも今は、
そんな思いが少しずつ削ぎ落とされてきた。
ただ、
一緒にいると少し安心できたり、
「私もやってみようかな。」
そんな気持ちが自然と生まれたり。
誰かにとって
そんな存在になれたら素敵だなと思う。
⸻
石は、
私を変えてくれるものではなく、
もともと私の中にあった小さな灯りを、
「ここにあるよ。」
と静かに思い出させてくれる。
私にとっては、そんな相棒のような存在だ。
だから今日も、
心が動くものを大切にしたい。
心の中の小さな灯りが、
今日も少しだけ、やさしく灯るように。


コメント