「自分を大切にしよう。」
過去の私は、
そんな言葉を聞くたびにうんざりしていた。
今日が好きになれない日もある。
何もできなかった日もある。
過去のことを思い出して、心が重たくなる日もある。
そんな日に、「自分を大切に」と言われても、うまくできない自分を責めてしまう。
だから私は最近、「大切にする」という言葉の代わりに、もっと好きな言葉を見つけた。
「今日という日を好きになる練習」。
練習なら、うまくできない日があってもいい。
昨日より少し笑えたら、それで十分。
今日は忘れてしまっても、また明日やってみればいい。
そんな余白が、この言葉にはある気がする。
⸻
今日という日を好きになる練習は、特別なことじゃない。
朝、カーテンを開けて空を見ること。
お気に入りのカップでお茶を飲むこと。
花を飾ること。
好きな音楽を流すこと。
深呼吸をして、「今日もお疲れさま」と自分に言うこと。
そんな小さなことを一つずつ重ねていく。
すると、不思議なことに、「今日」が少しずつ好きになっていく。
⸻
私たちは、ときどき過去を抱えたまま生きている。
「あの時こうしていれば。」
「あの言葉を忘れられない。」
そんな日もある。
でも、過去を忘れることだけが前に進むことではないのだと思う。
過去を抱えたままでも、
今日の花はきれいだな。
今日のお茶はおいしいな。
今日の風は気持ちいいな。
そう感じられる時間が、少しずつ増えていけばいい。
その積み重ねが、きっと未来を変えていく。
⸻
人生は、大きな出来事よりも、小さな一日の積み重ねでできている。
わたしは
完璧な一日を目指すのではなく、
今日という一日を好きになる練習をしてみたい。
昨日より上手になるためじゃない。
誰かと比べるためでもない。
今日の私が、
「悪くない一日だったな。」
そう思えたら、それで十分だから。










コメント